代表からのご挨拶

ニュートリションパートナー協会は、社会に必要な栄養学の専門家=『ニュートリションパートナー』を育成する機関です。


現代では国民医療費は40兆円を超えるようになり、社会問題になっています。この医療費を削減するために病気に対しての「治療」ではなく「予防」に力を入れていく時代になりました。

そこで、予防医学の大切さが知られるようになり、その中でも特に食事を変える「栄養学」の重要性が認識されるようになっています。

しかし、重要性が認識されていても国民医療費は上がり続けています。

予防に力を入れたほうがいいことはわかっていてもなかなか広がっていかないのが現実です。

 

また、「予防」という観点は病気にならないようにするとイメージが強いです。

しかし、本来の「予防医学」に関する「栄養学」は病気にならないことが目的ではありません。

専門用語でいうと「QOL」の向上のための学問です。

 

「QOL」−【クオリティ・オブ・ライフquality of life】その名の通り「人生の質」のことです。

 

つまり、「QOL」の向上とは人生の質の向上です。

より楽しく、自分が満足できる、充実した人生を送る。自分本来の理想的な生き方を過ごすためのサポートするのが本来の「栄養学」の役割です。

 

例えば、「より、美しく」「より、カッコよく」「より、若く」ありたいというのは人間の本能です。

そのための外見や中身を維持するためには「栄養学」は必須です。

 

なぜなら、外見の材料である皮膚や髪、筋肉は食事から作られているからです。

また、精神の安定させるホルモンだって食事です。

つまり外見も中身を理想的な状態に保つためにも「栄養学」は関連する学問なのです。

 

他にも、スポーツ選手やビジネスマンが高いパフォーマンスを披露したいという欲求もあるでしょう。

これも「スポーツ栄養学」や「ビジネス栄養学」のように食事の重要性が知られています。

理由は先ほどと同じです。ただ、その専門性をさらに追求してスポーツやビジネスの分野によって対応する必要があります。

 

病気を治療するために栄養学、病気を予防するための栄養学、アンチエイジングとしての栄養学、スポーツやビジネスの栄養学。

これらが「理想的な生き方をサポートする栄養学」なのです

 

ただ、これだけ重要な役割を担っている栄養学ですが、医療の分野でお話ししたようにまだまだ広がっていません。

これにはさまざまな理由が関連しています。

しかし、私が考える最大の理由は「重要性を伝えるひとが少ないから」です。

 

 

では、なぜ栄養学の重要性を伝えてくれる人が少ないのでしょうか?

ここで原因となっているのは・・・

 

社会的認知度が低い

これは「栄養学が大事だということが、本質的にわかっていない」ということです。

たとえば、医療機関を例にあげましょう。

医療でも予防の分野に力を入れていくべきだということはわかっています。

そして、そこに栄養学が関係していることも。

 

しかし、実際に栄養学が実践されているかというと疑問が残ります。

病院給食の1食にかけられる原価は200〜250円程度です。

 

もちろん、病院によっても違いますし、どんな食事を提供するのかも違います。

実際に献立を立てると分かりますが、この予算では「十分な栄養を補給できる食事」は提供するのは非常に難しいです。

ここでいう「十分な栄養を補給できる食事」というのは計算値ではなく、実測値レベル、または体感レベルでのお話です。

 

たとえば生の野菜を使って調理した料理と、冷凍野菜を使って調理した料理。

これは計算値レベルでは栄養価はほとんど同じです。

しかし、実測値レベルでは数値には大きな違いがあります。

さらに、含まれる食品添加物や個人差を考慮するともっと違いは大きくなるでしょう。

 

薬は個別処方が当たり前ですが食事は違います。

個別の食事を提供する方もいらっしゃいますが、全ての人に個別の食事を提供すれば給食業務は成り立たなくなります。

こういった、事実を含めた時に病院の食事でできることは限りがあるのです。

 

もっと、予算を増やしたり、自由度を増やせれば治療や予防のために栄養学が生かされるでしょう。

しかし、まだまだそこまでの重要な位置に栄養学はありません。

 

今後、重要性は増していくとは思いますがまだまだ時間がかかってしまうでしょう。

医療機関においても、しっかりとした栄養学を実践していない。

 

実践していないということは「栄養学が大事だということが、本質的にわかっていない」ということです。

これは病院だけでなく、社員食堂、学校、老健施設などでも同じです。社会的に「栄養学が重要だ!」という認知度はまだまだ低いのでもっと重要性を認識している人が増えていかなければなりません。

 

社会的な認知度が広まることで、「伝えなければ!」という人たちが増えていきます。

そうすれば、栄養学の重要性を伝える人間がどんどん増えていくのです。

そうすれば、栄養学における予算や食事にかけるお金も増えていく可能性が高いです。

 

専門家がはっきりしていない

ただ、この社会的認知度を広めていくうえでの問題点があります。

それは「誰が伝えるのか?」ということです。

 

病気になったら医師に聞きます。法律は弁護士です。

事件が起きたら警察に連絡します。

では、「栄養学の重要性」を伝える人は誰なのでしょうか?

 

本来であれば、「管理栄養士」なのでしょう。

しかし、今の社会にその仕組みはまだありません。

「管理栄養士」は栄養学の専門家だと認知されていないのです。

それは管理栄養士が働く場所と仕事の内容によって分かります。

先ほど、病院の話をしました。病院には管理栄養士がいます。

 

もちろん病院の管理栄養士は「栄養学の専門家」です。しかし、それは病院の内容についてだけです。

病気の治療に関しての栄養学は知っていても、予防やスポーツ、ビジネス栄養学についての専門家ではありません。

じゃあ、病院以外で働いている管理栄養士がその役目を担っているのか?

 

ほとんど管理栄養士は給食会社で働いています。

給食会社での業務は「調理、献立作成、帳票管理、事業所マネジメント」などです。

この業務内容には「栄養学の重要性」を伝える仕事はほとんどありません。

つまり、栄養学の専門家にもっとも近いであろう管理栄養士のほとんどは「栄養学の専門家」として稼働していないのです。

 

じゃあ、管理栄養士以外の職種に栄養学の専門家がいるのでしょうか?

あなたは思いつきますか?

ほとんどの人は思いつかないでしょう。

 

自分の人生の質を向上してくれるような食事を教えてくれる人を思いつく人はほとんどいないはずです。

つまり、「栄養学の重要性を伝える専門家」ははっきりしていないのです。

 

現段階で広める人が認識されていないのですから、認知度が低いの無理はありません。

今後はそういった「栄養学の重要性を伝える専門家」をどんどん増やしていく必要があります。

そうすることで冒頭でお話ししたような「理想的な生き方をサポートする栄養学」が広まっていき、QOLは向上していくでしょう。

 

じゃあ、誰がそんな専門家を増やすのか?ということです。

今の教育機関の中にその仕組みがあればいいのですが、難しいです。

既存の管理栄養士要請学校では、すぐには取り組まれないでしょう。

もちろん、今後は増えていくと思います。

しかし、まだまだ時間がかかってしまいます。それに「栄養学の重要性を伝える専門家」は多ければ多いほどいいです。

 

自分の身近にそんな人がいたら素敵だと思いませんか?

 

しかし残念ながら、実際にはそんな風に「栄養学の重要性を伝える専門家」が身近にはいないというのが現状です。

だから私たちは・・・

栄養学を教える専門家の育成機関が必要

と考えました。

そうすれば、どんどん栄養学の重要性を伝える人が増えます。

そして、重要性を伝える人が増えれば、当然重要性を知る人が増えます。こうなれば栄養学の社会的認知度も高まり、栄養学を実践する人が増える。そして、QOLが向上します。

 

つまり、「自分の理想的な生き方を実現する人が増えていく」のです。

また、世の中には管理栄養士以外にも「栄養学を伝えたい!」という人はたくさんいるはずです。幸い栄養学を伝えることに資格は必要ありません。医療行為は医師しかできませんが、栄養学を教えるのは誰が伝えてもいいのです。

必要なのは「栄養学を伝えたい!」という情熱とそれを実現できる知識だけです。

 

栄養学に関する資格を持っている人はその資格を最大限に生かす方法として。

資格を持っていないが栄養学に対して情熱を持っている人も自分の思いを実現する方法として。

それが実現できるのが『ニュートリションパートナー』なのです。

 

これから、どんどん『ニュートリションパートナー』を育成し、活躍できる環境を作っています。

そして、全国で『ニュートリションパートナー』が活躍し、頼れる社会を作る。

そんな、伝える側も伝えられる側も「理想的な生き方を実現する」のがわたしたちの目的です。

 

ぜひ、あなたも思いに共感し力を貸してくれることをこころより願っております。

 

 

 

 

ニュートリションパートナー協会の理事会メンバーと協会概要をご紹介いたします。

理事会メンバー

ニュートリションパートナー協会

代表理事
黒田 光弘(管理栄養士)

「人生を楽しみながら健康になる」をテーマに誰でも簡単に始められる栄養学を教える専門家。

専門的な栄養学の知識はもちろんのこと他の栄養士ではなかなか教えていない「オススメのコンビニ」や「外食で選ぶべきサイドメニュー」など現実的で相手に合わせて提案する栄養学には定評がある。

また、管理栄養士としての活動にとどまらずに自身と同じように、「資格や経験を生かしフリーランスがビジネスを拡大するための戦略プロデュース」や「不動産賃貸経営」など幅広い分野のビジネスを展開している。

教える栄養学もビジネススキルも一般的な栄養士からは学べない内容を伝えていることから、クライアントから「栄養士らしくない栄養士」とも呼ばれている。

 

ニュートリションパートナー協会

理事
高岡 正和(医師)

大学では健康科学を専攻。

大学では健康科学を専攻し、主に臨床心理学、医療人類学を学び、特に心理社会的マイノリティ支援やdiversity(多様性)に関心を抱く。

その後、身寄りのないホームレスのためのホスピスケア対応型集合住宅ケアスタッフ勤務などを経て、医学部に再入学。現在は心療内科専攻医。

心と身体の個別性を重視し、自然治癒力を高める方法は人により異なると考えている。

西洋医学だけでなく様々な心理療法や補完代替医療も取り入れ、一人ひとりの生き方に寄り添えるような予防医療を目指す。

 

 

 

協会概要

団体名 ニュートリションパートナー協会
設立 2017年8月
代表者 黒田光弘
住所 〒103-0027
運営内容 1.栄養学に関する総括的な調査研究、情報収集及び情報提供
2.ニュートリションパートナーの人材育成及び資格認定活動
3.ニュートリションパートナーの活動に関わるサポート
運営会社 合同会社EN

ニュートリションパートナー協会では、「栄養学」の重要性を知ってもらい、「理想的な生き方を実現するための栄養学」を伝えることができる“ニュートリションパートナー”を育成するため、定期的に認定講座を開催しています。

ニュートリションパートナーの称号を得るには、本協会及び本協会認定講師が実施する『ニュートリションパートナー養成講座』を受講し、認定試験に合格して登録を行うことが必要です。

『ニュートリションパートナー養成講座』の詳細は、この下のボタンをクリックしてご覧ください。

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